バランスを欠く閣僚人事 経済政策が無策 減税政策が必要 デフレの兆し
 one-sided ministerial post 2003/3/21
「バランスを欠く閣僚人事」「経済政策が無策」「減税政策が必要」「デフレの兆し」
今のブッシュ政権は、石油産業出身者ばかりが閣僚ポストを独占している。
21世紀のアメリカを背負って立つのは、IT産業である。
IT産業出身者が誰も閣僚ポストに入っていないのは、公平さを欠いた不公平な人事である。
また、減税論者が全然、閣僚ポストに入っていないのも、不自然である。
やはり所得税減税と法人税減税は、重要な政策である。
 まさかとは思うが、戦争経費の調達のため、増税をする気でしょうか。
減税論者が全然、閣僚ポストに入っていないという点からすると、怪しい。
 21世紀の政府は、小さな政府を目指すべきである。
税金を戦争に使われてしまうのは、困る。
そんなに税金が余っているならば、減税をするべきである。
今の戦況では、税金をドブに捨てるようなものである。
ドブに捨てるくらいなら、国民に所得減税をすべきである。
 また、消費に陰りが見えてきて、産業界も苦しくなってきている。
法人税の減税を早急に行ない、不況の兆しがでている産業界を助けるべきである。
このままでは、消費が冷え込んで、日本と同じようにデフレ不況になってしまう。
これは、なんとしても避けたいものである。
 なぜかといえば、今のアメリカは、
「巨額の財政赤字」、「巨額の経常赤字」、「まだ顕在化していない家計の赤字」と、
3つ子の赤字に苦しんでいる。「赤字の3点セット」である。
 このような経済状況で、デフレになってしまうと、有効な経済政策がなくなってしまう。
いまのところ、有効なデフレ政策が見あたらないのは、今の日本をみればわかる。
「公平な人事」「有効なマクロ経済政策の推進」「減税政策の推進」の3点セットの推進が、、
「デフレ」を予防する意味で、また「通貨の不安定さ」を克服する意味で、さらに「金利の上昇」を防ぐ意味で、
これからのアメリカにとって重要な政策である。
 この「不安の3点セット」のうち、ひとつでも起こるとマズイことになる。
「赤字の3点セット」を克服しつつ、「不安の3点セット」を防ぐ。
今のアメリカ経済では、慎重かつ大胆な経済政策を行なう必要がある。
まるで地雷原を歩くような、薄い氷の上を歩くような経済政策になる。
アメリカ経済が不安定になると、日本経済に波及する。